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〔第14問〕(配点:3)

行政裁量に関する次のアからエまでの各記述について,最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。(解答欄は,アからエの順に[№29]から[№32])

ア.車両制限令における道路管理者の特殊な車両の特例の認定は,同令所定の車両についての制限に関する基準に適合しないことが,車両の構造又は車両に積載する貨物が特殊であるためやむを得ないものであるかどうかの認定にすぎず,基本的には裁量の余地のない確認的行為の性格を有するものであるから,具体的事案に応じ道路行政上比較衡量的判断を含む行政裁量を行使することは,許されない。[№29]

イ.地方公共団体が,公共工事の契約に関する指名競争入札に参加させようとする者を指名するに当たり,工事現場等への距離が近く現場に関する知識等を有していることから契約の確実な履行が期待できることや,地元の経済の活性化にも寄与することなどを考慮し,地元企業を優先する指名を行うことは,その合理性を肯定することができる。[№30]

ウ.廃棄物の処理及び清掃に関する法律において,一般廃棄物処理業は,専ら自由競争に委ねられるべき性格の事業とは位置付けられていないものであり,一般廃棄物処理業の許可をするか否かの判断に当たっては,その申請者の能力だけではなく,一定の区域における一般廃棄物の処理がその発生量に応じた需給状況の下において,当該区域の全体にわたって適正に行われることが確保されるか否かを審査することが求められていることから,行政庁には一定の裁量が与えられていると解される。[№31]

エ.毒物及び劇物取締法に基づく毒物及び劇物の輸入業や販売業の登録は,登録を受けようとする者の設備の面から規制を加えるものであるが,行政庁には,専門技術的な裁量が認められていることから,設備だけではなく,登録の対象となる製品の用途や目的を考慮し,当該製品による人の生命身体への危険が予測できる場合には,登録を拒否することができる。[№32]

No.29
No.30
No.31
No.32
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