〔第10問〕(配点:2)
アからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し、正しいものを全て選んだ場合の組合せは1から5までのうちどれか。(解答欄は、[No.12])
ア.窃盗罪の幇助犯が成立するには、幇助行為を終えていることは必要であるが、正犯者が実行に着手したことまでは必要ない。
イ.助言によって他人の犯罪に関与した場合、その助言が、犯行を決意させたときは教唆犯であり、既に犯行を決意している者に対しその決意を強固にしたときは幇助犯である。
ウ.幇助犯は、不作為による場合には成立し得ない。
エ.幇助犯の成立には、幇助者の側に正犯者の行為を認識してこれを幇助する意思があれば足り、正犯者が幇助者の幇助行為を認識している必要はない。
オ.凶器を他人に提供し、その他人が正犯者に同凶器を更に提供して、正犯者が同凶器を用いて犯行に及んだ場合、正犯者の犯行を間接的に幇助したものとして幇助犯が成立し得る。