〔第37問〕(配点:2)
書面等による契約に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。(解答欄は,[No.37])
ア.住宅の所有を目的として締結された定期借地権の設定契約は,公正証書によらなければその効力を生じない。
イ.保証契約は,その合意が電子メールを相互に送受信する方法によってされた場合には,書面が作成されていなくてもその効力を生じる。
ウ.贈与契約において,贈与者の意思表示が書面によってされている場合には,受贈者の意思表示が書面によってされていないときでも,贈与者は,贈与契約の解除をすることができない。
エ.金銭消費貸借契約は,書面によってされた場合であっても,借主が貸主から合意した金銭を受け取るまでは,その効力を生じない。
オ.書面によらない有償寄託契約の受寄者は,寄託物を受け取るまでは契約の解除をすることができる。
No.37