〔第18問〕(配点:2)
A,B及びCの三人がDに対して連帯して600万円の金銭債権を有する場合(A,B及びCの分与されるべき利益は等しいものとする。)に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。(解答欄は,[No.18])
ア.Aは,Dに対して600万円全額の請求をするに当たり,B及びCの同意を得ることを要しない。
イ.AがDに対して債権の全部を免除した場合であっても,BはDに対して400万円の限度で支払を請求することができる。
ウ.AのDに対する権利が時効により消滅したが,BのDに対する権利については消滅時効が完成していない場合,Bは,Dに対して600万円の支払を請求することができる。
エ.DがAに対して300万円の金銭債権を有している場合において,DがAに対して相殺を援用したときは,その相殺は200万円の限度で効力を生ずる。
オ.CがDを単独で相続した場合には,Aは,Cに対して400万円の支払を請求することができる。
No.18