最高裁判所第三小法廷
計算書類等承認決議取消訴訟と後決算期承認による訴えの利益
最三小判 昭和58年6月7日 ・ 民集37巻5号517頁
- 裁判年月日
- 1983-06-07
- 事件番号
- 昭和55(オ)17
- 出典
- 民集37巻5号517頁
事案の概要
株主総会において計算書類等の承認決議がされた後、その取消しを求める訴えが係属している間に、次の決算期に係る計算書類等の承認決議がされた事案。最高裁は、後の決算期の計算書類等の承認がされたとしても、前決算期の計算書類等につき承認の再決議がされたなどの特別の事情がない限り、前決算期の計算書類等承認決議の取消しを求める訴えの利益は失われないと判示した。計算書類等承認決議取消訴訟の係属中に次事業年度の承認決議が成立した場合の訴えの利益の存否について判断した先例。