〔第36問〕(配点:2)

混同に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。(解答欄は,[№36])

ア.債権質に供されている債権を債務者が相続したときは,当該債権は消滅する。

イ.賃貸人たる地位と転借人たる地位とが同一人に帰属した場合,転貸借関係は消滅する。

ウ.連帯債務者の一人と債権者との間に混同があったときは,当該連帯債務者は弁済をしたものとみなされ,他の連帯債務者に対して負担部分の割合に応じて求償することができる。

エ.甲土地の賃借権が対抗要件を具備した後に,甲土地に抵当権が設定された場合において,甲土地の所有権と賃借権が同一人に帰属するに至ったときは,賃借権は消滅する。

オ.保証人が債権者を相続したときは,保証債務は消滅する。

№36