〔第16問〕(配点:2)
債権の目的に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。(解答欄は,[№16])
ア.金銭に見積もることができないものは,債権の目的とすることができない。
イ.外国の通貨で債権額を指定した場合には,債務者は,日本の通貨で弁済をすることができない。
ウ.元本債権が消滅したとしても,弁済期が到来した利息債権は,当然には消滅しない。
エ.甲倉庫内の米のうち1トンの引渡しを受ける旨の制限種類債権は,甲倉庫内の米が全て滅失したときは,履行不能となる。
オ.選択債権においては,別段の意思表示がないときは,選択権は債権者に属する。
№16